33歳独身東京在住のゆいです。薬剤師免許持ちで外資系製薬会社で開発職をしています。
最近卵子凍結をやってみました。一人でも多くの方に卵子凍結という選択肢があることを知っていただき、また卵子凍結について真剣に考える機会を持ってもらえたらなと思っています。
前回、前々回の記事ではいかについて記載しました。
・卵子凍結はやったほうがいいの?
・卵子凍結の実際のスケジュールは?
この記事では、
・卵子凍結でかかった費用 ・卵子凍結の病院選び
について記載していきます。
卵子凍結でかかる費用
合計してざっと110万円程度になります。
現状支払済の金額は以下の通り。(税込)
・初診費用:22,000円(各種検査、診察)
・採卵費用:418,000円(各種検査、診察、薬剤、採卵手術)
・全身麻酔:55,000円(局所麻酔の場合はゼロ円)
・凍結初期費用:110,000円
・初年度保管費:33,000円
・合計:638,000円
卵子の保管費用は以下の通り。(税込)
・2年目以降の保管費:33,000円(毎年発生)
・5年間保管した場合の合計(2-5年目):132,000円
使用する際にかかる費用は、使用するクリニックによりますが、おおよそ以下の通り。
・出庫費:30,000円(保管施設からクリニックまでの移送費。クリニックの場所により異なる。)
・凍結融解費:60,000円
・顕微鏡授精・胚盤胞培養、胚移植:200,000円
・薬剤料、検査料、診察料等:30,000円
・合計:320,000円
5年後に凍結卵子を使用した場合の総合計:1,090,000円
私の場合、卵子7個だと若干不安なのでもう一度採卵しようかなと思っているのですが、その場合には以下の費用がかかります。
・採卵費用:330,000円(各種検査、診察、薬剤、採卵手術。1回目より安くなる。)
・全身麻酔:55,000円(局所麻酔の場合はゼロ円)
・保管費:33,0000円(毎年発生)→5年保管した場合:165,000円
・合計:550,000円
2回採卵するとなると、165万程度ですね。
110万という金額は高額ですので、卵子凍結にこれだけの価値があるかどうかの判断は人によるだろうなと思います。
また、私のように1回の採卵で希望する数が取れず2回採卵する決断をする可能性もあるので、さらに費用がかさむ可能性も考えておかなければなりません。
不妊治療の保険適応前であれば、「不妊治療に比べれば安い」とも考えることができましたが、
2022年4月から不妊治療が保険適応になっているため、
コスト面を考えると今は卵子凍結はやめて結婚してから自然妊娠しないようであれば不妊治療する、と言う判断も非常に合理的だと思います。
(もっと合理的なことを言うと、一刻も早く結婚して妊娠するのが合理的だと思うのですが、それができたら未婚の卵子凍結なんて考えないですよね。笑)
私の場合「時間を買おう」と思って実施に踏み切りましたが、正解、不正解はないと思います。
卵子凍結の病院選びについて
私の考える、オススメの病院の選び方は以下の通りです。
・来院回数が少なく済む方法を採用していること
自己投与製剤を使用した方法を採用している場合には、その分病院に行く回数や負担を減らすことができます。
毎日通院して注射することを前提にした方法のみを採用しているクリニックもあるため、ここは要確認ポイントです。
・パッケージ料金であること
これは人によると思うのですが、私の場合卵子の成熟を待つ期間が長かったため、
もしもパッケージ料金ではなく、都度薬剤費や検査費などを払う料金システムだった場合、人よりも費用が嵩んだと思います。
なお、自己投与の注射剤は高価で、私はこの薬剤だけで50,000円弱かかっています。
病院としては、毎日通院して投与する注射剤の方が安く済み、利益を出しやすいはずなので、
パッケージ料金で、自己投与製剤を採用してくれているのはかなり良心的ではないかと思います。
また、これも人によりけりかもだと思いますが、最初に窓口で一定金額を払ってしまえば、それ以上はかからないと言うのも精神衛生上よかったです。
・卵子保管費が高すぎないこと
病院によっては卵子凍結費用はリーズナブルだが、保管費用が高いところが結構ありました。
卵子の保管費用は基本的に毎年更新する固定費になるので、他のクリニックと比べて極端に高くないかは確認した方が良いかと思います。
・家や職場から近いこと
何度も通院する必要があるため、通いやすさは大事です。
病院の探し方ですが、まずは近くに卵子凍結できるクリニックがあるかを検索してみるのが良いかと思います。
説明会をしているクリニックも多いはずなので、話を聞きに行ってもいいですし、
私のように本を読んで理解を深めて、気になるクリニックにいきなり突撃しても良いと思います。笑
卵子凍結については以上です。
一人でも多くの同年代の女性が、納得のいく決断をされることを祈っています!
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